京都アニメーション放火事件のまとめ
京都市宇治市伏見区の京都アニメーション(京アニ)の第一スタジオが2019年7月18日に午前10時半過ぎに何者かに放火されるという事件が起こりました。
京アニとは1985年に設立、アニメーションの企画や作成にも展開していました。2006年から2009年に掛けて発表した「涼宮ハルヒの憂鬱」「らき☆すた」「けいおん!」等の日常を舞台にした作品が、立て続けに社会現象的なブームを引き起こし、その名がアニメファンのみならず一般にも知られるようになりました。
火災が起きたスタジオは3階建てと見られ、2、3階部分は窓が割れて黒煙が噴出。3階の内部からはオレンジ色の炎が見え、焦げ臭いにおいが周囲に立ちこめる。現場には正午現在、30台を超える消防車が集結、消防隊員が必死の消火活動を続けました。搬送した負傷者は36人に上り、救急車も次々と現場に駆けつけました。
犯人は40代の男性と見られ、現場には灯油のようなものがまかれていたといわれています。ナイフのような刃物も見つかっており男のものかどうか捜査中とのことです。
犯人の男は「パクリやがって」「死ね」と叫んで建物内に入ってきたとみられます。。そしてさらに「ガソリンをまいた」「ライターで火を付けた」などとも話しています。「建物1階に液体をまき、火を放った」とのことです。
警察によりますと出火当時、建物には従業員などおよそ70人がいたということで捜査関係者によりますと、死亡した人は10人を超えるとみられ、ほかにも多くの人と連絡が取れていないということです。
世界中のファンがSNS上で「追悼メッセージ」を寄せています。
日本語、英語、韓国語、中国語、スペイン語、ポルトガル語などの複数の言語での書き込みが続いています。
「アニメファンは喪に服している」「従業員たちが無事であることを祈っています」「祈ることしかできない」「とても悲しい日」
「アニメにとって大きな損失だ」「一人でも多く助かりますように」「京アニが世界にもっと笑顔を与えることができるようになることを願っています」
なかには作品の1シーンを取り上げたり、自作のイラストをアップしている人もいる。悲しみの声は、大きく広がっています。
2019年7月18日15時30分での状況ですが、死者は10名を超えるとするメディアも出てきていて、まだ二階には息絶えた人が横たわったまま放置されているという情報も出ています。
追記
犯人は京アニの従業員でも元従業員でもないようです。
アメリカのアニメ配給などを行うエンタテインメント事業会社「センタイフィルムワークス」は、支援のための緊急クラウドファンディングを開始しました。
死亡者数は25名。警察庁によると、放火事件の犠牲者数としては平成以降、最悪。
2019年20時10分現在
追記
この放火による死者は男女34名。
容疑者とみられる男の名前は青葉真司。
青葉容疑者が京都府警に対し、「小説を盗んだことが不満だった」と京都アニメーション側への反感を示唆していることについて、「青葉容疑者が小説を応募してきたことはない」と説明しました。
青葉容疑者自身の小説か、他人が書いた小説かは不明。
青葉容疑者は過去、2012年6月にコンビニ強盗を起こしています。
容疑者は精神的な疾患があり、訪問看護を受けることもあったということです。
ヘリコプターで京都市内の病院から大阪府内の病院に転院させました。
2019年7月20日18時47分現在
亡くなった方々にご冥福をお祈りします。